秋桜の咲くころ

ずい分涼しくなりましたね。
庭に今年も大好きな秋桜がやっと咲きました。
風に揺れる可憐な優しさがとても好きです。
一昔前になりますが一人娘の結婚式があと数ヶ月と迫った頃
「貴女を泣かせるのに10秒とかからないわね。
山口百恵の秋桜のイントロだけで十分」
とよ~く友人たちに笑われたものです。
全くそのとおりでした~溺愛しておりました。娘を。
百恵ちゃんの「秋桜」を聞くたび何故か涙が込み上げてきました。
結婚式ではチャペルでは自分でもわからない
涙が溢れるのを止めることができませんでした。
つい昨日のことのようです。
その娘も今は優しい夫に恵まれて仲良く暮らしていますので何も心配しておりません。
むしろ反対に何かと心配してもらう歳になっちゃいました。ありがとうね。

そう言えば綺麗に花が咲くとまるで同じ花をご覧になっていらしたかのように
ダーの母上様から手紙を頂戴するから不思議だ。
ダーの花好きを良く覚えておいでなのだろう。
何時も
「私の長男は遠くに居ますのでもういないと思うことにしました」
そう記しながらも
「どうか遠くに居ても身体を大事にして暮らしてください・・・」と続く。
田舎暮らしがしたくて勝手な生き方を選び母親や弟妹からも
ずい分離れた土地に移住してしまった息子を怒っておられるのだ。
怒りながらも諦め自分の気持ちを慰めそれでも
余りにも遠くに行ってしまった息子の身体を案じてくださっている。
「おふくろももう83歳を過ぎたもんな~・・・」
日頃は至って呑気なダーも母上様からの手紙が届くとちょっと神妙になる。
幼い頃からの思い出も同時に走馬灯のように駆け巡るのだろう。
秋桜は人を感傷的にさせるのか・・・
いや、どんな花でも季節が合間って花の優しさや可愛さや可憐さがそうさせるのだ。
どうであれ毎年この季節になると秋桜の可憐さと共に幾つかの思い出に浸れることが嬉しい。
ダーと車を少し走らせて買い物に出かけた。
柔らかくて軽いウールの毛糸を12玉買って来た。
定番のグレーではなく秋桜を思ってちょっと落ち着いたピンク系の糸を選びました。
案じて下さる母上様へ手編み作業に暖かい気持を添えて
寒くなる前にお届けしようと思います。
何時もありがとうございます。
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