「じゃあ、私も一緒に葬式に行きましょう」
ちょっとご無沙汰しちゃったな。
何分、ただいまダーが私の部屋なるものを増築してくれている毎日なもので
これがまた本当に大変な作業の連続の毎日でして
クローゼット部分を入れるとわずか12畳ちょっとの部屋なんですが
ようやく昨日フローリング(床材)を張ってピアノを運びいれるところまで
たどり着くことができました。
まあ、それにしても感心します!よく働く男です!いえ、夫っとです!
朝起きると
「さあ~今日もやるぞ~」
(老後はゆっくり静かに暮したかった・・・んですけど~)
「朝ごはんは何?」
「オ~、なんと今朝は珍しく鮭が付いてるじゃん?いいね~」
「味噌汁は豆腐にナメコかい?これまたいいね~」
(お味噌汁、本当は面倒なんですけど~・・・)
「おっ、うっま~美味いね~いい感じだね~納豆、半分こする?」
(いえ、いえ、どうぞどうぞ)
てな調子で始まるおバカ内容熟年再婚夫婦の一日であります。
さて、先日、車で30分ばかり走ったところで
やはり田舎暮らしを始めて「何時の間にか17年が過ぎました」と仰る
ご夫婦からお招きをいただいた。
初めて伺う土地だったので途中で何度か
「○○さんのお宅は・・」と訪ねた。
「あ~、そこのそこを・・・」と誰に聞いてもニコニコ教えてくれた。
考えれば随分離れた所でも御夫婦を知っていたことになるなあ~
夫っと同士が外で作業している間
「おしゃべりしていましょう」と奥様が自宅に招き入れてくださった。
思わず広~い玄関に感激!
(家は玄関が広くなくちゃ・・がモットーで生きてきた)
我が家の子猫の額程もない玄関を思い出す。クシュン…涙・涙。
農家の小父ちゃんたちなど家に上がる時は玄関で靴を脱ぐけど
帰る時などは「じゃ、またな」と言って
靴を持って玄関先まで出てから靴履いてるもんね。
私がそう話すと奥様は「ミーさんは何時も面白い」と言って笑った。
家の中は純和風。何処も実に綺麗に整理整頓されていて
またまた狭い我が家を思い出してしまう。
(ま、ダーが一人で暮らすつもりで頑張って建てた家だもんな・・・)
「貴方たち夫婦ってすごく好い感じで私たち好きですよ」
「何かとても二人がお似合いでね。好い感じだなって思ってますよ」
「きっとお二人は御縁があったんでしょうね」
(よくそう言ってもらうんですけどお互い一人の生活が長いと
自分のペースがあって気を遣い過ぎたり何だか想像もしなかった事が
次々起きて一年目は喧嘩ばっかりしてました。今はとっても平和になりましたけど。
それに私が幾つになってもキカン気だから・・・)
お歳は私と一歳しか違わないそうなのに
話していてただただボーっととっても幸せな気分になるから不思議。
思わず次々と口を衝いて出るお互いの昔からの話に
「二人で頷いたり笑ったりしている処へ二人の夫っとが加わってまたしばしお喋り。
穏やかで人の為ならエンヤコラ!の御主人は見るから人の好い方!
「私が入院するぐらいつらくて寝ていても誰かが助けてって言ってきたら
私のことなんか放って置いて跳んで行くんだから・・・」
と奥様はあきれ顔で話す。
続いて御主人が
「近頃ではひと山向こうの婆ちゃんから葬式に連れけって電話がかかるんよ」
(婆ちゃんって?お知り合いですか?)
「うん、知ってるような知っていないような・・・」
(で?行ってあげるんですか?)
「連れて行って欲しいと言って来てるんだからね~
良いですよ~じゃ、私も一緒に葬式に行きましょうって」
(知らない方のお葬式に行くんですか?)
「婆ちゃんと同じ処までまで行くんだったら葬式でお参りしてあげたが良いでしょうと思ってね」
(ハ~、なるほどね~・・・そりゃあ、本そばまで行ってるんだものね。太っ腹な人の考え方生き方は違うわね~
やっぱ、度量が違うよな…誰と?えっ?)
心から良いな~ってのどかなほんわ~かした気持ちになりました。
60歳も過ぎると物品じゃくその人の生き方に惚れるってことタマにありますよね。
そんな経験を久々にさせてもらいました。
美味しいお茶とお菓子。
次々と手作りの惣菜を品良く小鉢に盛って出して下さるので
ダーは「これぞ理想!」と大感激!
そう言えば大鉢に盛って出すことの多い私の料理を
「小鉢にちょっと盛って出てくるとそれだけで美味そうだよな~」
(そんな、面倒なこと嫌!嫌・・・)
ダーは見かけによらず結構古風な男なもので面倒っちいんです。
お終いに
「今朝、イノシシの子供(うりぼう)三頭も貰ったから貴方達も貰ってくださいよ」
思いがけないお土産の量も半端じゃなくてびっくり!
都会から移り住んで今では押しも押されもしない
その地に根付いた夫婦一家として村人の中に溶け込んでいる
素晴らしい御夫婦に触れたホンワカ気分の一日でした。
それにしても知ってるような知っていないようなひと山向こうのお婆さんが
葬式に行く手段がないから連れて行ってくれと言ってくるのも何だか不思議な話だけど
その返事が何とも恩義セがましくなくて
「それじゃ、私も一緒に葬式に行きましょう」は太っ腹だね~
この世知辛いご時世に何か良いよな~
ダーくん、座布団10枚持ってきて!!
(ないって?す・ん・ま・せ・ん・・・)
何時もありがとうございます。
どうかポチっとお願いします(^^♪

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何分、ただいまダーが私の部屋なるものを増築してくれている毎日なもので
これがまた本当に大変な作業の連続の毎日でして
クローゼット部分を入れるとわずか12畳ちょっとの部屋なんですが
ようやく昨日フローリング(床材)を張ってピアノを運びいれるところまで
たどり着くことができました。
まあ、それにしても感心します!よく働く男です!いえ、夫っとです!
朝起きると
「さあ~今日もやるぞ~」
(老後はゆっくり静かに暮したかった・・・んですけど~)
「朝ごはんは何?」
「オ~、なんと今朝は珍しく鮭が付いてるじゃん?いいね~」
「味噌汁は豆腐にナメコかい?これまたいいね~」
(お味噌汁、本当は面倒なんですけど~・・・)
「おっ、うっま~美味いね~いい感じだね~納豆、半分こする?」
(いえ、いえ、どうぞどうぞ)
てな調子で始まるおバカ内容熟年再婚夫婦の一日であります。
さて、先日、車で30分ばかり走ったところで
やはり田舎暮らしを始めて「何時の間にか17年が過ぎました」と仰る
ご夫婦からお招きをいただいた。
初めて伺う土地だったので途中で何度か
「○○さんのお宅は・・」と訪ねた。
「あ~、そこのそこを・・・」と誰に聞いてもニコニコ教えてくれた。
考えれば随分離れた所でも御夫婦を知っていたことになるなあ~
夫っと同士が外で作業している間
「おしゃべりしていましょう」と奥様が自宅に招き入れてくださった。
思わず広~い玄関に感激!
(家は玄関が広くなくちゃ・・がモットーで生きてきた)
我が家の子猫の額程もない玄関を思い出す。クシュン…涙・涙。
農家の小父ちゃんたちなど家に上がる時は玄関で靴を脱ぐけど
帰る時などは「じゃ、またな」と言って
靴を持って玄関先まで出てから靴履いてるもんね。
私がそう話すと奥様は「ミーさんは何時も面白い」と言って笑った。
家の中は純和風。何処も実に綺麗に整理整頓されていて
またまた狭い我が家を思い出してしまう。
(ま、ダーが一人で暮らすつもりで頑張って建てた家だもんな・・・)
「貴方たち夫婦ってすごく好い感じで私たち好きですよ」
「何かとても二人がお似合いでね。好い感じだなって思ってますよ」
「きっとお二人は御縁があったんでしょうね」
(よくそう言ってもらうんですけどお互い一人の生活が長いと
自分のペースがあって気を遣い過ぎたり何だか想像もしなかった事が
次々起きて一年目は喧嘩ばっかりしてました。今はとっても平和になりましたけど。
それに私が幾つになってもキカン気だから・・・)
お歳は私と一歳しか違わないそうなのに
話していてただただボーっととっても幸せな気分になるから不思議。
思わず次々と口を衝いて出るお互いの昔からの話に
「二人で頷いたり笑ったりしている処へ二人の夫っとが加わってまたしばしお喋り。
穏やかで人の為ならエンヤコラ!の御主人は見るから人の好い方!
「私が入院するぐらいつらくて寝ていても誰かが助けてって言ってきたら
私のことなんか放って置いて跳んで行くんだから・・・」
と奥様はあきれ顔で話す。
続いて御主人が
「近頃ではひと山向こうの婆ちゃんから葬式に連れけって電話がかかるんよ」
(婆ちゃんって?お知り合いですか?)
「うん、知ってるような知っていないような・・・」
(で?行ってあげるんですか?)
「連れて行って欲しいと言って来てるんだからね~
良いですよ~じゃ、私も一緒に葬式に行きましょうって」
(知らない方のお葬式に行くんですか?)
「婆ちゃんと同じ処までまで行くんだったら葬式でお参りしてあげたが良いでしょうと思ってね」
(ハ~、なるほどね~・・・そりゃあ、本そばまで行ってるんだものね。太っ腹な人の考え方生き方は違うわね~
やっぱ、度量が違うよな…誰と?えっ?)
心から良いな~ってのどかなほんわ~かした気持ちになりました。
60歳も過ぎると物品じゃくその人の生き方に惚れるってことタマにありますよね。
そんな経験を久々にさせてもらいました。
美味しいお茶とお菓子。
次々と手作りの惣菜を品良く小鉢に盛って出して下さるので
ダーは「これぞ理想!」と大感激!
そう言えば大鉢に盛って出すことの多い私の料理を
「小鉢にちょっと盛って出てくるとそれだけで美味そうだよな~」
(そんな、面倒なこと嫌!嫌・・・)
ダーは見かけによらず結構古風な男なもので面倒っちいんです。
お終いに
「今朝、イノシシの子供(うりぼう)三頭も貰ったから貴方達も貰ってくださいよ」
思いがけないお土産の量も半端じゃなくてびっくり!
都会から移り住んで今では押しも押されもしない
その地に根付いた夫婦一家として村人の中に溶け込んでいる
素晴らしい御夫婦に触れたホンワカ気分の一日でした。
それにしても知ってるような知っていないようなひと山向こうのお婆さんが
葬式に行く手段がないから連れて行ってくれと言ってくるのも何だか不思議な話だけど
その返事が何とも恩義セがましくなくて
「それじゃ、私も一緒に葬式に行きましょう」は太っ腹だね~
この世知辛いご時世に何か良いよな~
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